| 静岡県公安委員会届出49152560号 |
「証拠もあるし、不倫相手に内容証明を送ろうかと思うんですけど…
効果はあるの?」
お応えします。
浮気相手に内容証明を送ったらそれで解決!これで終了と思ってはなりません。もちろん相手の所に乗り込んでいったらそれで解決間近、とも期待してはいけません。
大切なのは、次の一手を毅然とした態度で準備してすぐにとりかかる覚悟なのです。
確かに内容証明で相手がひるんで、ほぼこちらの作戦通りの展開になる場合もありますが、そんなのは稀な事です。
どんなに証拠があるということをアピールしても、たとえ弁護士事務所から通達したとしても、そんなの無視したり、反論してくる相手はいくらでもいます!
さらに言いますとせっかく弁護士に依頼して通達してもらったのに、
「なんだ!あの態度は!!」ってがっかり・・・そんなこともよくあります。
ですから、内容証明なんてどうせ無視するかもしれない。不貞はないと堂々と反論してくるだろう。くらいの予測をしておいて、次のメニューを決行する覚悟は内容証明を通達する前から必要なのです。
要するに本気度です。送っただけではダメなのです。
「通達に書いた通り、**日以内に誠意ある回答なければ法的処置を・・・」
などの記載はしましたか?もしくは民事調停を申し立てましたか?
内容証明郵便を送ったら終わりではなく、次の行動に移しましょう。
そんな弱いジャブじゃ面倒!最初っから訴える!という方もいるでしょう。それもいいと思います。
でも多くの方はその前の段階で解決したいと思うものでしょう。内容証明を送っても解決に向けての意味がない、無視されて終わり。というパターンばかりではないでしょうから、まずは内容証明を不倫相手に送ることから始めてみるのもいいかもしれません。
でも、90%の確率で次の一手は必要になるので、その覚悟、準備をしておくことです。
内容証明を送って、素直に反省や謝罪をしない不倫相手の態度に驚いたり、あれっ?と期待通りにいかないことに「さぁ~どーしよう…」と悩んでいるばかりで、そのままにしてしまう方が多いのが現状です。だから、内容証明は効果がなく、「不倫相手に内容証明送ったって効果なんてありませんよ、浮気は終わりませんよ」と言われるんです。
とにかく次の行動です。
もちろん、それでもまだ相手はひるまず抗戦してくるかもしれませんが、最初から裁判まで視野に入れた覚悟で、送らなきゃいけないといつも思うんです。
最近のケースでも、“夫の浮気相手に通達し、文書で返事をもらったけども…内容はまったく誠意のないもの”ということが多くあります。
そんな時には、その日に裁判所に行って民事調停を申し立ててくることです。
ご自身でも出来ます。
調停を申し立てても、どこまで効果あるのか・・・そんなのは想定内です。
でも動いたんです。反論の文書がきたら速効に動いた。
もちろん女のところに裁判所から通達がいきます。「調停やりますよ!」という通達です。
その時点で、反論し続けて反省の色も見えなかった不倫相手も、それまでどんなにたんかを切っていても、なんか嫌だな~と少しは思うでしょう。
そして水面下で、「**で条件をのめば、調停を取り下げる」と不倫相手に談合を持ちかけます。
調停の日が迫っている中、浮気相手は”こちら主導での話し合い”という土俵に上がってくるでしょう。こちらも多少妥協しなければなりませんが、こういった判例も少なくはありません。
内容証明は伝家の宝刀ではありませし、よく言われるように、ただの宣戦布告に過ぎません。
が、相手を同じ土俵に引きずり出して話し合いの場に引っ張り出すツールになる場合もありますので効果はあると思います。